みなさんこんにちは。管理人の本城あおいです。
今回の記事は2021年12月24日に公開された、『劇場版 呪術廻戦0』の感想記事になっています。
- 全体の感想
- 作画
- 来場者特典
- 乙骨のシンジ君度合い←
- 原作マンガとの違い(アニオリ要素)
- etc
などなどの内容になっているので、見たいけど気になっている方などいましたら、ぜひこの記事を参考にして見に行ってみてください。
ちなみに私は、普通に面白かったです(笑)
なお、かなりのネタバレ有りなので
「何も知らないまま純粋に見たい!!!」
という方はブラウザバックをお願いいたします。
映画全体の総評
映画全体としては、私は非常に面白かったですし、見てよかったと思いました。
その上で更に細かく感想を書いていきます。
原作の再現度合いは9割
まず、原作0巻との内容の差異は、ほぼ有りませんでした。
なので「原作の0巻が好きで、イメージを崩されたくない」という方も心配ご無用です。
少なくとも最高です。←
あとは所々の演出が自分と合うかどうかですが、流石天下のMAPPAさんだけあって、賛否両論の無いようなバランスの良いクオリティに仕上がっています。
そして、原作読み込んだ人にしかわからないような『アニオリ』要素が1割含まれているんですが、これも全然気にならないレベルで自然に混ぜ込まれています。
前半のストーリー展開はちょっと駆け足
個人的になんですが、若干前半が駆け足だった感はありました。
2時間という映画上そこは厳しいとは思いますが、気になる方は気になるかもしれません。
逆に、原作漫画も前半は結構トントン話が進んでいたので、そこを完全再現したと思えばまさに原作通り。
原作漫画を読んでいなく、初見の方はちょっと早いと感じるかもしれません。
作画の良さ【特級】
このPVを見てもらっての通り、作画の心配をしている方はいないとは思いますが、案の定作画は【特級】に良かったです。←
特に戦闘シーンの迫力はやばいです。
原作漫画の演出を、更に良い方向に増幅していました。
クライマックスの、乙骨VS夏油の戦闘シーンは圧巻の一言。
物語のメインは乙骨VS夏油
私は原作0巻を読んだのが少し前で、どんな内容だったのか少し曖昧なまま見に行きました。
なので
- 乙骨の成長
- 百鬼夜行
- 乙骨VS夏油
- リカちゃんとの別れ
- 五条悟VS夏油
「どこがメインの話だっけ?」と考えながら見ていたのですが、映画の山場は【乙骨VS夏油】のところでした。
ここに山場を持ってくるために色んなシーンを段階的に上げていって、リカちゃん行って、最後の五条&夏油、で終わらせるという流れで作られていたと思います。
なので本当に原作0巻通りに作られていました。
来場者特典『呪術廻戦0.5』の中身は?
来場者特典は80Pほどの薄めの単行本でした。
どんな事が書かれているかというと
- キャラクター紹介
- 声優、アーティスト、スタッフさんへのインタビュー
- 作者:芥見先生への質問コーナー
- 描き下ろし漫画
- 原作漫画、呪術廻戦0のネーム
- アニメ呪術廻戦の振り返り
こんな感じで、豪華盛り沢山な内容です。
この0.5巻だけで結構な満足感あります。
数に限りがあるようなので欲しい方はぜひ早めに劇場へ!!
※ここから更にネタバレになるのでご注意を!
原作漫画にはないアニオリ要素は?
基本的に原作の0巻の流れとほぼ一緒の演出でしたが、それでも見ていて
「?0巻にこんなシーンあったっけ?」
と思うところは何箇所か有りました。
細かい演出での膨らまし以外で、私の覚えている限りだと
- 『百鬼夜行』の京都襲撃で、京都校の面々が出てきた
- ナナミンなどの他の呪術師登場
- 乙骨のあのセリフ(後の章で解説)
- エンドロール終わりのシーン(これも後述)
これくらいです。
原作漫画の京都校との交流編で『東堂』が出てきた時に、百鬼夜行で活躍したという説明がされていましたが、そのシーンが映画にはちゃんと盛り込まれていました。
メカ丸、加茂、その他京都校の人はほぼ全員出てきていました。
ある意味アニオリではあるんですが、原作の演出をちゃんと反映させた完璧なアニオリ要素と言っても過言ではないでしょう。
もう1つ私が感動したのはナナミンの登場です。
「お前・・・残業はしないんじゃなかったんかい・・・涙」
と、原作読み込み勢の私からすると、これから先を知っている手前、感慨深いものがありました(超ネタバレ)
乙骨の『アレ』は黒閃?
『乙骨VS夏油』の最後のクライマック戦闘シーンの時に、乙骨の剣が砕けて素手でぶん殴ったシーンがあったと思います。
私は気になったのですが、アレって黒閃ですよね?←
アニメの演出の仕方が、黒い火花をちらして描かれていたので、恐らく黒閃だったと思います。
その後ナナミンの出演シーンがあって、そこでのナナミンの黒閃とエフェクトが同じだったので、あれは黒閃ですね、うん。←
最高の瞬間『失礼だな、純愛だよ』
もうここですね。このシーンだけでも本当に見る価値あります。
乙骨の声優の緒方さんの声が、もう最高にかっこよかったです。
原作0巻でも、ここはすごくいいシーンでしたが、アニメになると100倍くらい最高の瞬間になります。
もう、あの、ホントここだけでも良いんで見に行ってください。お願いします。もう一回見たいです。
乙骨の『シンジくん』度合い
これは乙骨の声優が発表された時から言われていたことなんですが
「乙骨っていうかほぼシンジくんやん!!(エヴァ)」
と話題になっていました。
実際映画を見た感じどうだったのかと言うと、確かにシンジくん味はあったのですが、そんなに気にならなかったのが正直な感想です。
それは、演出の凄さや、物語への引き込まれ具合、声優の緒方さんの演技力のおかげだと思います。
特に緒方さんの演技力は凄かったです。
声のかっこよさもさることながら、私は特に息遣いが凄いと思いました。
セリフの前後の息の入れ方が本当にリアルなんですよ緒方さん。
女性がやる少年声でありながらも、他の女性声優とは一線を画す凄みがあったと思いました。
ただ、1つだけ「これスタッフやったな(笑)」というシーンがありました。
それは乙骨が「死んじゃダメだ死んじゃダメだ死んじゃダメだ」というところがあったのですが、これはね・・・もうね・・・ねえ?(笑)←
そういうことです。確実に見た人はニヤニヤします。
エンディングのあのシーンはどこに繋がる?
公式からも発表があった通り、エンドロール後にもちょっとだけ「とあるシーン」がありましたね。それは
海外で乙骨とミゲルと五条先生が会合していた
です。
私は原作の記憶が薄れていたので「こんなシーンあったか?」と思ったのですが、原作33話の扉絵でミゲルと乙骨が海外を旅している様子が書いてあります。
加えて、五条先生が海外に行っていたり、渋谷事変で乙骨が五条先生から虎杖のことを頼まれていた、という描写があるように、繋がるというわけではありませんが、渋谷事変以降へのつながりを持たせるサービスシーンだったのではと思います。
もう次のアニメへの布石を打ってくるあたり流石。流石本気アニメ。最高←
終わりに
というわけで『劇場版呪術廻戦0』感想記事でした。
この記事を見て気になった方がいましたら、ぜひ見に行ってみてください。
後悔はしません。控えめに言って最高。本当にありがとうございました。
他にもこのサイトでは、アニメ映画感想シリーズの記事も書いているので、気になった方はぜひ見てみてください。
それでは最後までご視聴ありがとうございました。